act 4

minifon_special
Radio Center burning with Flame
ラジオセンター炎上

秋葉原ラジオセンタ‐出店した人々は連日の大入り満員の
お客様に我が世の春を謳歌していました。
しかし"好事に魔が多し"格言にありますがまさに的中でした。
不幸は突然に彼等を襲ったのです。

昭和30年2月の或る夜のこと、ラジオセンターは原因不明の
出火による大火災にみまわれたのです。
全焼でした。
敗戦から立ち上がりやっと築き上げた店は一夜にして灰と
なってしまいました。
焼け跡にはグッドマンのSP(スピーカー)アルテックのSP 
真空管 2A3 300B 807 ETC….残骸となって転がって
いました。

ご多分に漏れず、佐瀬順吉の店(ミマツ音響の前身)も被害に
あっておりましたが、しかし奇跡的に磁気式ワイヤー録音機が
無傷で残っていました。
それは今でもミマツ音響の骨董的宝物として大切に保管されています。

written by Y.Y.

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